僕が高校生の時に、読書にはまるキッカケになった一冊。それが「夢をかなえるゾウ」でした。当時とても慕ってた先生から卒業祝いに1冊本をください!ってお願いをした時に頂いた本です。
その「夢をかなえるゾウ」の3が出てましたので、早速読んでみました。
<第1巻がこちら。今でも時々読み返しますが、やっぱり面白い。>
やっぱり夢は簡単には叶わない
タイトルとは裏腹に、この本は簡単に夢が叶うように思わせつつ、現実にはそんなに簡単ではないことを伝えてます。そりゃそうだと思います。簡単に夢が叶ったらみんな叶えてます。
今回はブラックガネーシャと呼ばれる、いわば悪のガネーシャが登場して、反面教師的な感覚でその「教え・課題」を主人公が乗り越えていくストーリーです。相変わらず著者の水野さんの文章は面白い(第2巻はそんなに面白くなかったけど)
逃げてばかりじゃ、何も成し遂げられない。
コツコツやり続けることとか、言い訳をしないでやる続けるとか。夢を叶えるためには並大抵の努力では難しいと思うんです。自分の夢を叶えるため、自分のやりたいことをやり遂げるために、巻き起こるであろう現実に逃げてばかりじゃどうやったって夢を叶えることはできないと思うんです。
今回の内容で、特に気になったのが「うまくいかない人の特徴は変に自己流にやるから。うまくいってる人の真似をしなさい」という内容でした。というか、毎回同じこと言ってるんです、夢を叶えるゾウって。
だけど、その時、その時で突き刺さるガネーシャの言葉が違ってくるから僕は何回も読んでしまうのかなって思います。
人は簡単には変われない。
ここ2ヶ月くらい、このことを考える機会が多いです。というかここ1年間か。
人間ってものすごく弱いじゃないですか。だから、世の中には自己啓発本がたくさん売られていて。それを読んで、よし!自分変わった!変われた!って思って。
でも、人間そんなに簡単には変われなくて。自己啓発本を読む度によし!やってやろう!ってなって。でも数週間後には元の生活に戻っていって。
年を重ねれば重ねるほど、簡単には変われなくて。そしていつのにか、何回も変われない自分に嫌気がさして頑張ることを諦めてしまう。こんなパターンが多い気がします。僕もそうでした。
自分の血肉になるまで踏ん張れるか。
僕も何冊も自己啓発本を読んでは、自分変わった!ってなってました。そして例にならって、数週間後には元に戻ってました。
ただ、今振り返ってみると結構自分の糧になっているのかなっとも思います。っというのも、読む度にどこかは必ず変化させていっていました。今回気になった内容でもあった「成功している人の真似をする」とかは割とすぐに実践して。もちろん自分には合わないやり方もあるんだけど、それはそれでそういう方法を知れてよかったって前向きにとらえて。そうやって、本を読む度にどこかしらを自分の中に取り込んでいくことを意識してました。
自己啓発本を読む目的って、今の自分に満足してないからだと思うんです。だから、他人の成功ストーリーを知って、自分もそうなれるように、読むんだと思います。
だけど、本を読むだけで人なんて変われないじゃないですか。普段の行動が変わらない限り、何も変わらない。
自分が持っている理想の姿をちゃんとイメージして、そこに向かう行動を自分の中でちゃんと落とし込んで。そして、行動して。こうやって自分の血肉になっていかなければ、それは絵に描いた餅と同じだと思います。
って言ってる僕もまだまだ血肉なるまで落とし込めていないところがたくさんあると思います。だけど、人よりたくさん本を読んで、それでも変われなく。そう思い悩んで今の感覚にたどり着いてます。
遠回りしたようだけど、自分には必要な道だったんだと思います。
サラリーマンを辞めて、自分のやりたいことを追いかけて。でも、そんなに簡単には手に入らなくて。だけど、どうしても手に入れたくて。
そんな今の自分を駆り立ててくれているのは、やっぱり高校時代に読んだ夢を叶えるゾウの第1巻だったんじゃないのかなって思います。
第2巻はそんなに面白くなかったですけど(笑)、第3巻の今回は結構面白かったです。ぜひ、読んでみてくださいなー!
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