群馬県北軽井沢にあるキャンプ場スウィートグラスで行われた「FeelEARTH 2014」に4日前から前入りして空間演出家の方々と一緒に装飾のお手伝いをさせて頂く機会がありました。その時に感じたことをまとめておこうと思います。
やってやれないことなど何もない。
有名どころのフェスはほとんど担当している空間演出家の方たちと一緒にお仕事をすることができて1番感じることは、「やってやれないことなど何もない。いつだって1番最初に諦めてしまうのは弱い自分自身である」ということでした。
1番一緒に作業した方の経歴を紹介すると、園芸高校を卒業後庭師として働く。その一方で海外旅にも精通していて、なぜか30歳の時に思い立ってオーストラリアにワーホリに行ったそう。そんでもって担当した流木アートは今年で3年目。流木に関しては特別なことをしてきたわけではなくて、縁があって、そして勉強してきただけだっておっしゃってました。
こうやって聞くとなんだかスゴい経歴のように感じますが、特別な才能があるわけではないですよね。ご本人もそうおっしゃってました。
今までの海外経験や仕事上での経験で何か僕に1つアドバイスを頂けるとしたらという問いに「やってやれないことは何にもないからね。自分が決めるだけ」という言葉でした。
たしかに、空間演出という美術的なセンスに関して言えば、努力でなんとかなりにくいものもあると思います。しかし、勉強することはできますよね。学ぶことは誰だってできますよね。
それに対して、自分にはアートは不向きだからといって最初からすべてを排除してしまうことは貴重な経験を逃してしまう、本当にもったいないことだと思います。
今回、僕がこの仕事をお手伝いする経緯も、元々はフィールアース当日の3日間だけお手伝いする予定だったのですが、もっと仕事が欲しい旨、空間演出を一緒にやってみたいという旨を伝えたことがキッカケでお手伝いすることができました。
そもそもアートや芸術が苦手な僕でしたが、今回自分から志願してお手伝いしていく中で今まででは想像もできなかったような経験・キッカケを得ることができました。
空間演出家の方々も仕事が終われば1人のパパ
アート系の方々ってなんだか変わっているという印象を勝手に持っていた僕ですが(すみません)、空間演出家の方々も仕事が終われば1人の人間、親になるわけで。みなさん揃って1歳前後のお子さんがいらっしゃって、宿に戻ってお酒を飲みながらする話は子供の話ばかり。そこにすごく人間味を感じて。
あんなにも素敵な空間を創り出す方々も「結局は同じ人間」なんだなって思いました。それは皆さんを軽視しているのではなくて、むしろリスペクトした上でそれでも仕事が終われば1人の親であり、人間であるということに改めて気づきました。
つまり何が言いたいのかというとここでも「やってやれないことは何もない」ということで。同じ人間があの空間を創っている。それならば自分にも何かクリエイトできるんじゃないのかって思うんです。もちろん現実はそんなに甘くないのは重々承知してますが、それでも芸術・アートといったことに関して言えば「自分にはセンスがないから無理だ」と最初に諦めてしまっていた自分を取り除くことができました。
今回、こうして空間演出家の方々と一緒に働くことができたことには何か意味があるような気がしてなりません。まだまだ日本一周は続きますので日本全国のそういったものに触れて自分の感性を磨くのもありですね。これからも楽しみつつ旅を進めていこうと思います!
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