北海道旅記36〜39日目 子供の笑顔とあくなき探究心を。生涯、新しいことを経験し続ける人間に。

キャンプ日本一周

 

オートキャンプ協会の堺さんからの紹介でオートリゾート八雲でお手伝いさせて頂くことに。もともとは7月に北海道に上陸してすぐ伺う予定だったのですが、日程の都合で帰り道によることに。

実は働く気も全くなくて、キャンプ場ガイドを眺めていたら

「あーそういえば堺さんから紹介を頂いたキャンプ場だ!そこに行こう!」程度に考えて八雲に向かったんです。

 

しかし、キャンプ場に着くとマネージャーから、どうするか?働くか?との言葉が。

正直1人旅になってから、僕にとってキャンプって何なんだって思ってたところがあって、それをこの場で改めて知ることができるチャンスだと思って4日間お手伝いをさせて頂くことを決意しました。

 

キャンプ場のお手伝いは裏方から、直接お客様と接する表舞台も。3日目には体験教室の先生までやらせて頂きました。

ここオートリゾート八雲は色んな体験教室を開いていて、

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アイス作りやピザ体験、鳥を呼ぶバードコール作りなど。

僕が先生を担当させて頂いたのは写真立ての体験教室でした。その時感じた、「体験・経験こそに意味がある」ということに関してはキャンプ日本一周ブログで読んで頂けると嬉しいです。(オートリゾート八雲での経験から感じた!体験・経験にこそ意味がある。

 

さて、このブログでは御歳67歳のマネージャーと接する中で感じたことを記していこうかと思います。

67歳にして、まだまだ学び続ける姿勢。

人間的な魅力に溢れたマネージャーが統括するこのキャンプ場には、マネージャーに会いにはるばる東京からもキャンパーが来るほどの人気キャンプ場なんです。その意味が最終日にわかりました。

マネージャーが僕に見せてくれた大量のファイル。その中には体験教室の内容やダッチオーブンレシピの資料がびっしりと入っていたんです。しかもそのファイルが何個もある。

「俺はこのキャンプ場の仕事を60歳から始めたんだ。それまでは全くやったことなかった。でも、全部自分で勉強した。ピザ釜だって自分で作った。人間やりゃできるんだよ」

こう言い切るマネージャー。元々は酒屋さんや飲食店を経営されていたそうで、根っからの商売人。商売を繁栄させるにはどうしたら良いのかを熟知していらっしゃいました。

そんなマネージャーが転身、キャンプ場の支配人に。

そのバイタリティもさることながら、勉強しようとする意欲に本当に驚きました。

 

子供達が喜ぶのはどんな内容なのか。毎年来てくれる子供達に飽きられないように、常に新しいことを考えている。

「商売ってのはな、調子がいい時にこそ、次の一手を考えるんだ。調子が悪くなってから考えると視野が狭くなって大したアイディアはでない。良い時にこそ次の仕掛けをつくるんだ」

そんな言葉を僕に教えてくれました。

そして、こんな言葉も頂きました。

「責任のある仕事から逃げるんじゃないよ。辛いかもしれないけれど、たくさん挑戦して、たくさん失敗をしろ。そうしたらいつのまにか失敗しなくなるから。そうやって人は成長していくんだ。逃げ続けてたらいつまでたっても成長しねーぞ」

 

人生の先輩方から頂く言葉にはやっぱり重みが違くて、それでいてそれだけの経験をされてきたのにも関わらず、まだまだ勉強しようとしているその姿勢に驚きを隠せませんでした。

 

ここに来て本当に良かった。キャンプに関してもたくさん勉強できたし、人としてのあり方もそうだし、仕事との向き合い方もそう。たくさんのことを勉強できた。

北海道での旅ももうすぐ終わり。

色んな場所に行って、色んなものを自分の目で見て、肌で感じて。

キャンプってなんなんだって思った時もあったけれど、今はそんなこと考えてなくて。

ただただ単純にもっともっとキャンプってものを知りたいって思う。

道具もそうだし、技術もそう。燻製やダッチオーブンの使い方もそう。もっともっと知りたいって思った。

いい感じにリセットできた。さぁ、本土へ向かうぞ!!

 

 

 

 

 

 

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