IT化、ネット化っていうけれど、一次産業がないと人は生きていけないわけで。

日本旅

 

旅をしていると1次産業の方々に逢う機会が多いのですが(というか地方だからですが)、1次産業って甘く見られがちだなって思います。でも、農業や漁業がないと僕らは食べていけないわけで。もっともっとスポットライトが当たっていいと思うんです。

 

僕らの家は誰が作ったのか?

1次産業は農業や漁業だけじゃないですよね。林業だってそうですし、職人さんや大工さんだってそう。僕らが住む家だって、木造の場合なら山師が木を切り、職人が土台をならし、大工が家を建てていく。そうやって今、自分たちが住む家が出来上がっている。それなのに、職人は中卒がなんだとか、刺青を入れてるからなんだとか。そういった目で見られていることに僕は疑問を感じます。

 

1次産業こそ、人間らしい生活ができる。

太陽が昇れば仕事をして、太陽が沈めば仕事が終わる。1番人間らしいのが1次産業で仕事をしている人たちなんですよね。夜中まで電気付けてパソコンを叩いているサラリーマンとは大違いです

それと親方と弟子の関係性もすごくいいですよね。アメとムチが使い分けられていて、いわゆる根性論ではありますが、仕事というものへの取り組む姿勢が磨かれるのも1次産業の大きな特徴である気がします。一見、強面に見える職人さんですが、実際は誰よりも人間味に溢れる人が多いです。僕の友人や震災ボランティアで出逢った職人さんは皆そうでした。曲がったことが大っ嫌いで、筋を通す粋な人たちでした。

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「生きる力」はここに

何年か前に教育委員会が「生きる力」を教育目標に掲げてましたよね?あれってどうなったんでしょう。少なからず、僕が旅して思うのは「生きる力」を養えるのは教室ではなく、1次産業にあると思います。農作物を作る、魚を穫る、木を切る。どれも自分が全力を出さないと成果を得られない。この体験こそが「生きる力」に繋がるんじゃないでしょうか。

 

最後に

この記事を通して何が言いたいのかっていうと、つまりは今の自分の当たり前にもっと感謝すべきなんだなってことです。以前に、「自分にとっての当たり前が他人にとっての当たり前でないことがある」という記事を書きましたが、今回の1次産業の話もそうです。今、僕らが住んでいる家や普段食べているお米も、いざ自分で作ろうとしたら難しいですよね。作ってくれる人がいるから消費できる。そんな当たり前のことだけど、その当たり前にこそ、もっと感謝すべきだなって思います。

 

以上、そんなことを思った今日この頃でした!!どこかで誰かの参考になれば!

この記事を書いた人

佐久間亮介(さくぽん)1990年3月生まれ。
好きなことを仕事にしようとして会社員を1年10ヶ月で飛び出した旅人。月間最高80万PVのキャンプブログ【https://camp-in-japan.com/】を共同運営。
フリーランス4年目。好きなことが仕事になりました。

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