ども、さくぽんです。
東京に戻ってきましたが、なんだかすごく慌ただしい感じです。仕事をいただけるというのはいいことですよね。
さて、今回は沖縄県西表島の超ローカルジビエ料理の紹介です。
イノシシって刺し身で食べれるんですよ、これぞ西表島限定のジビエです。
西表島のジビエ料理。イノシシの刺し身が絶品
皆さん、これなんだと思いますか?ローストビーフ的な見た目でもありますが、なんとこれ「イノシシ」なんです。
西表島にしか生息しない純度100%の琉球イノシシです。
本土にいるイノシシや沖縄県本島、石垣島にいるイノシシは豚が混じっているので、当然生の状態では食べることができません。お腹くだしちゃいます。
生で食べれるのは西表島で捕れた琉球イノシシだけ!
イノシシを捕獲、さばく、調理する。
こちらが琉球イノシシです。僕が出逢った猟師さんは縄猟をされる方なので、さばく直前まで生きています。さばいている写真はグロいので割愛します。
ちなみに、これがさばくための道具です。
はい、さばき終わりました。
やっぱりヒレの部分が一番美味しいらしいです。塩をまぶして
炙ります。この辺はカツオのたたきと一緒です。
っで、出来上がったのが先ほどの料理。にんにくの芽と一緒にいただくと絶品。ちょっと醤油とかつけてね。マジで美味しいです。
心臓、レバーも絶品
っで、お次に登場したのが「心臓、レバー、横隔膜」です。
湯がいて火を通しておきます。あとは塩を付けて食べるだけ。個人的には心臓が一番美味しかったです。元気モリモリ滋養強壮です。
横隔膜もホルモン?!っぽい感じといいますか、、、ちょっと形容しがたいですが、まぁ美味しかったです。
琉球イノシシを食べる方法
っで、この超レアなジビエ料理を食べる方法なんですけど、僕はなんと猟師さんに偶然拾ってもらえてたどり着くことができました。
西表島にある「南風見田(はいみだ)キャンプ場」に行く途中で
「おい、兄ちゃんどこ行くんだ?」
「キャンプ場です」
「遠いから乗ってけ!」
「はい、ありがとうございます!!」
・・・
・・
・
「兄ちゃん、とうきびバイトせんか?!」
「は、はい?」
ってな感じでおっちゃんに拾ってもらいました。2日だけですがお手伝いしました。3食宿付きで5,000円です。やりたい人いれば僕まで連絡ください。
っで、このおっちゃんが猟師さんで、偶然仲間の猟師の方が6頭捕まえたとのこと。さばき応援をして、頂きものを食べることができます。
刺し身やレバー、心臓でなければ、この方が西表島の民宿に卸しているそうなので、琉球イノシシのお肉を食べることはできます。興味ある方は「西表島ゲストハウス島時間」に泊まってみてください。
そこに卸していると言ってました。
小さい集落なので人に聞きまくれば必ずたどり着けます。
以上、琉球イノシシのジビエ料理の紹介でしたー。
コメント
西表島でカマイ(イノシシ)の猟師をやっているものですが、何点か間違いがあるので指摘させていただきます。
まず、お店の人なり、個人の人なり猟師から買ったイノシシの肉は、すぐ生の刺し身で食べても大丈夫ですが、たいていは何キロも買ったら冷凍して食べたい時に、もしくは店で出す時に解凍し、刺し身で食べることができます。
ですので、「さばいたその日にしか食べれない」、「市場で出回ることはほぼない」、「猟師さんだけの特権ジビエ料理」というのは間違いです。
内臓は別として、1年でも2年でも冷凍しておけば肉は刺し身で食べられるし、西表島の西部地区(上原周辺)だけでも刺し身で出すお店が5、6軒あり、刺し身が猟師の特権のジビエ料理ということはないです。
イノシシが捕れて、解体が終わって、お疲れさん会で飲むときは猟師と手伝った人たちで一番美味しいヒレやサンカク(頬肉)という部位を刺し身で食べます。サンカクやヒレは少量しか取れないので、他の肉と混ぜて一緒に売るともったいないので、通常は自分たちで食べます。内臓も買い手が少ないので、捕れた日に自分たちで食べることが多いです。(内蔵も上手に解凍すれば捕れた日と変わらず数ヶ月は美味しいです。)
ヒレとサンカクに限っては猟師の特権といえます。
心臓やレバーなどの内臓も買ってくれたらありがたいので、買ってくれた人は食べられます。
以上です。
ご指摘ありがとうございます!修正しましたー!