たまに、この人生で良かったのかな、と思うときがある。

ニュージーランドの何気ない風景 人生

ども、さくぽん(@sakumanxです。

会社員を辞めた当時のブログが未だにすごく読まれていて、そういう記事を自分の人生の備忘録としてこれからも残していきたいと思います。

参考:僕、会社辞めました。

っが、このブログはそういう文章がすごく読みにくい見た目な気がするので、これからはnoteというWebサービス上にのせておきます。

下記、noteからの転載で、今後はこういう文章はnoteに移行していきます!


会社員を辞めてからもうすぐ3年が経つ。

たまに、僕の人生はこの道で正しかったのだろうかと思うときがある。

 

まわりの人が結婚していく中で、自分はあっちにいったり、こっちにいったり。

日本全国を旅して回って、ついこの間はフィリピンにまでいって。

人は僕のことを羨ましくもあり、哀れみの目でみたりもする。

 

好きなことをやって、毎日悪戦苦闘しながらも、僕はなんとか生きている。

そして、今もこうして好きなことをやっている。

行きたいと思ったところにはお金さえあれば、いつでも行くことができる。

 

そうお金さえあれば。

 

誰もが僕らに対して疑問に思う、僕ら収入に関して。

詳しいことは有料コンテンツで書いている以上、ここでは書かないが、

毎日毎日遊んで暮らしているわけではなく、

繁忙期はキャンプ場に住み込んで働いているし、

旅する中でご縁を頂いた方からイベントの手伝いという形でお給料を頂くこともある。

 

そして、アウトドア系のWebライターとして原稿料を頂く時もあれば、

写真を販売して収入を得ることもある。

 

カッコよく言えば、現代っぽいノマドワーカーだし、

人によっては僕達のことをフリーターの遊び人と見る人もいるだろう。

 

でも、僕はそんなことはどうでもいいと思っている。

いや、思うようにしている。

 

まだまだ他人の目が気になる自分がいるが、

ここ最近はその感覚がだんだんと薄れてきたことを実感している。

他人から、どうみられるのかなんて、本当はどうでもいいのだ。

 

この3年間の中で僕は何を得て、何を失ったのだろう。

結婚、彼女、普通の生活、自分の家

失ったものを上げればキリがないし、たぶん得たものよりも失ったものの方が多い気もする。

 

この3年という月日が過ぎて、僕はいつの間にか20代前半のイケイケな体力を逸し、

どこか気難しい人になっているのかもしれないと自分でも感じる。

 

先日ヤマケンと話をしていたのだが、僕はどうも人と話すのが苦手なようだ。

それは、ここまでの経験の中で、僕がそう変化していったのだろう。

 

僕はもともと人と話をするのが好きだったつもりだし、

誰かと一緒に働いたり、ワイワイ盛り上がったりするのも好きだったはずだ。

 

でも、今は違う。

 

何が一番大きなキッカケだったのか。

 

それは自然との出会いだったと思う。

 

旅をする中で色々な大人と話をする機会があった。

僕達のことを褒める人もいれば、冷たい目で見る人もいたし、

なんだこいつら!おもしろそうだな

っと気にかけてくれた人もいた。

 

辛い時にそっと見守ってくれる大人もいれば、

そうでない人もいた。

 

僕が尊敬している人の1人にとあるキャンプ場の社長がいる。

その人がある時、僕にこういったのだ。

「佐久間よ。人間てのは、どこまであがいたって自然には勝てないんだよ。絶対に。ここの自然は厳しいけど、それがまた美しさを持たせる。1日1日表情が変わる。自然はウソをつかないんだよ」

 

また、こうも続けていた。

「俺はよ、フューチャー(未来)はネイチャー(自然)の中にあると思ってんだ。それを実現することが、俺のこの世での最後の仕事かもしれないと思ってるんだよな。」

 

僕はこの言葉に感銘を受けた。

 

今の世の中がどうなっていて、何がいい、何が悪いなんて、

Twitterやfacebookで見るような意見の言い合いをするつもりは全くない。

 

ただただ僕は、この意見に同意をするのだ。

僕達の未来が自然の中にあるのかはわからない。

社長が言っていることがそのままこの世の中に当てはまるかどうかも、僕にはわからない。

 

だけど、僕の未来は、間違いなく自然の中にあるのだ。

この3年間で僕が見つけた道の先、それは自然の中にある。

それが正しいのかどうかなんて、わからない。でも、今の僕はそう思うのだ。

 

人はよく「キミは何がしたいの?」ときく。僕にもまだわからない。

普段はそこで終わりにするのだが、時々僕は問い返す。

「では、あなたは何がしたいのですか?」

 

人はとかく、すぐに結果を求めたがる。

レールから飛び出して、楽しそうにしているやつを見ると、どこかアラを探そうとしているのか

「キミはどうなりたいの?っで、1年経ったけど、どう?うまくいってる?」

と聞く。

 

そんなに簡単に結果が手に入るんだったら、

誰もが挑戦しているはずだし、

誰もが好きなことややりたいことを持っているはずだろう。

 

そもそも学校では教えてくれないのだ。

どうやったら自分らしく生きていけるのかなんて。

 

今、僕はニュージーランドにいる。

どうやら僕はまだまだ色んな自然を見てみたいようだ。

 

たまに、この人生で良かったのかなっと思うときがある。

 

先日節目の度に痛くなる僕の右下奥の歯を抜いた時に、

なんとなくこういう文章が頭に浮かんだ。

それでも、その後すぐには書き出さずに自分の頭の中に寝かせて置いたのだ。

 

しかし、ニュージーランドへと向かう飛行機の中で、

この考えを吐き出したくなったから、

今こうして僕はオークランドでパソコンに向かっている。

 

さて、憧れだったニュージーランドに着いた。

また1つ、新しいことが始まりそうだ。

 

僕の未来は自然の中にあって、それはどこの自然なのかを探す旅なんだろうか。

 

たまに、この人生で良かったのかなと思うときがある。

 

でも、考えていてばかりでは時は過ぎ去っていくし、こうやってえいや!って一歩踏み出してみると意外となんとかなることをこの3年間で学んできた。

もちろん辛いこともある。

 

この3年間で相方のヤマケンは間違いなく頭髪を失ったし、僕もこの半年で明らかに白髪が増えた。

 

これから僕はこのニュージーランドで、

自分の目で何をみて、

何をカメラで切り取り、

どんな言葉をのせて、

それを世の中に残していくのだろうか。

 

自分でも想像がつかないが、

ただ1つ言えることがある。

 

人生一度キリ。この人生を良くも悪くもするのは自分次第なのだ。


これからはこういった記事はnoteに移行していきます。不定期になりますが、自分が感じたこと、誰かにシェアしたいことを書き綴っていこうと思います。

読みたい人だけ、読んで下さいね!

Sakuma Ryosuke|note
青々とした芝生、小鳥がよく鳴く「-be-北軽井沢キャンプフィールド」を運営してます。オレンジ屋根が特徴のロッジテントをtent-Mark DESIGNSさんから発売。『キャンプ職業案内』著者
この記事を書いた人

佐久間亮介(さくぽん)1990年3月生まれ。
好きなことを仕事にしようとして会社員を1年10ヶ月で飛び出した旅人。月間最高80万PVのキャンプブログ【https://camp-in-japan.com/】を共同運営。
フリーランス4年目。好きなことが仕事になりました。

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